テキストファイルによる書き出し・読み込み¶
Fileメニューからプロットしているデータをテキストファイルとして書き出したり、読み込んでプロットすることができる。
Openメニュー¶
(現状、未実装)
Save As...メニュー¶
プロットしているデータをテキストファイルにして出力する。このメニューを選ぶと、 Save As Text ダイアログが開く。 プロットされているデータは、すべてのデータ点に意味があるわけではない。プロット画面上の白い領域は、通常データ点がないか、あるけれども表示する意味のないデータ点である。これをマスク領域、マスクされたデータ点と呼んでいる。デフォルトでは、マスク領域の点は出力しないことにしているが、出力したテキストデータを他のソフトウェアなどで読み込む際に必要となる可能性もあるので、ダイアログで設定できるようになっている。
Save As Text ダイアログ¶
- Ignore Masked Data Points
マスクされたデータ点の出力の有無を指定する。チェックすると出力されない(こちらがデフォルト)
- Mask Value in output text
マスクされたデータ点を出力する際に、その強度の値を選択する。
項目
意味
Value Below
下の空欄に書き込んだ値を強度とする
0
0を強度とする
-1
-1を強度とする
Original Value
元のマスク値(1E32)をそのまま利用する
- Qbin
パウダーデータをQ-Eでプロットしている時は、データはスキャントラジェクトリに沿ってデータ点がある。それをQ-Eのグリッドにする際のQのbin幅を指定する。パウダーデータ以外では入力できないようになっている。
Open Text Fileメニュー¶
上記のSave As...で出力したテキストデータを読み込む。このフォーマットは後述する。自分でこのフォーマットに従いデータを作成して読み込ませることもできる。
テキストファイルのフォーマット¶
数値のフォーマットは、はカンマ区切り(x, intensity, error)
- 行の先頭に"##"がつくヘッダ行が必要である。
1行目:テキストファイルの列情報 ( X, Y, Intensity, Error )
2行目:X軸方向の区切り情報 ( X最小値, X最大値, Xのbin幅 )
3行目:Y軸方向の区切り情報 ( Y最小値, Y最大値, Yのbin幅 )
フォーマットの例
## X,Y,Intensity,Error ## XRANGE=-1.300000,1.840000,0.020000 ## YRANGE=-4.000000,44.000000,0.200000 -1.300000, -4.000000, 8.277548, 1.026742 -1.280000, -4.000000, 16.227133, 1.120162 -1.260000, -4.000000, 18.572437, 1.116685 -1.240000, -4.000000, 22.193900, 1.042607 -1.220000, -4.000000, 30.039296, 1.185140 -1.200000, -4.000000, 46.518519, 1.407362 ...(中略) 1.820000, -4.000000, 57.029222, 2.106566 1.840000, -4.000000, 81.957940, 4.625184 -1.300000, -3.800000, 7.070284, 1.104237 -1.280000, -3.800000, 16.759733, 1.122736 -1.260000, -3.800000, 19.208132, 1.136549 ... (後略)