D. D4Matrixデータのリビニング¶
スライスの問題点¶
スライス中は、D4Matrixデータファイルに直接アクセスし必要な点を集めてくるために、単純に点の数が多いと時間がかかる。よって、もし幅広く積分したい場合は非常に時間がかかる可能性がある。ある軸にそって幅広く積分することが多いなら、あらかじめD4Matデータを作成するときに、その軸のStepを広めにしておくと動作は軽くなる。もしくはあまり詳細な情報が不必要な軸はリビニングし、データのマトリックスを小さくすることでスライス中のデータ点を減らし、スライスの効率を上げることができる。
以下にリビニングの方法を示す。ただ現状、リビニングは元の分割数の整数倍しかとれないので注意すること。
リビニングを行いたいD4Matデータを開いておく。
Fileメニューから「Rebin Matrix…」を選ぶ。
図のようなダイアログが開くので、Ratioの欄に、新しいリビニングに使うStepを何分の一にするかを入力する。
Rebin D4Matボタンを押すと、D4Matrixデータファイルを保存するためのダイアログが開くので、場所を指定する。リビニングには少し時間がかかる。終了すると、 Rebinning D4Matrix completed. と表示されたダイアログが現れる。
必要なら、D4MatSlicerのメイン画面からリビニング後のデータを開く。