共通データ一般処理(グループ:Com)

ElementContainerなどを取り扱う際に利用するコマンド群である。

Group Commands  
Com CopyContainers シーケンサ上のデータの複製を作る。
CalcContainers シーケンサ上のデータ同士の計算を行う。
SearchHeaderInteg シーケンサ上のデータのヘッダを検索する。
SearchHeaderDouble シーケンサ上のデータのヘッダを検索する。
ExecCode シーケンサ上のデータを用い、自由なPythonコマンドを実行する。
ExecFunctionCode ExecCodeと同じだが、戻り値を指定できる。
ExecCodeManyArgs ExecCodeと同等だが、使用できる変数が6つに増えている。
ExecFunctionCodeManyArgs ExecFunctionCodeと同等だが、使用できる変数が6つに増えている。
MakeECList ElementContainerArrayのデータからElementContainerを取り出し、Pythonのリストに収める

Com.CopyContainers

ElementContainer、ElementContainerArray, ElementContainerMatrix,Pythonのリストといったデータの複製を作り戻り値とする。

パラメータ タイプ 説明
dat 各種 ElementContainer, ElementContainerArray, ElementContainerMatrix, Python List
     
戻り値   datと同じ

Com.CalcContainers

ElementContainer、ElementContainerArray,ElementContainerMatrixデータ同士の計算を行い、結果を別のコンテナで返す。

パラメータ タイプ 説明
dat1 各種 ElementContainer, ElementContainerArray, ElementContainerMatrix
dat2 各種 ElementContainer, ElementContainerArray, ElementContainerMatrix
coef1 実数(Double) dat1の係数
coef2 実数(Double) dat2の係数
     
戻り値  

datと同じ。

coef1 × da1 + coef2 × dat2

の演算行われ、戻り値として新しい

ElementContainerMatrix(もしくはArray)

が作られる。

Com.SearchHeaderInteger

ElementContainerMatrixにある全ElementContainerのヘッダ情報のうち、整数をもつヘッダ情報を検索する。該当する全ElementContainerはElementContainerArrayとして戻る。

パラメータ タイプ 説明
Target Element-Container-Matrix 対象となるデータ。
HeaderKey 文字列(String) 検索を行うヘッダKey。
Min 整数(Int4) 検索条件の最小値。
Max 整数(Int4) 検索条件の最大値。
     
戻り値   ElementContainerArray。

Com.SearchHeaderDouble

ElementContainerMatrixにある全ElementContainerのヘッダ情報のうち、実数をもつヘッダ情報を検索する。該当する全ElementContainerはElementContainerArrayとして戻る。

パラメータ タイプ 説明
Target Element-Container-Matrix 対象となるデータ。
HeaderKey 文字列(String) 検索を行うヘッダKey。
Min 実数(Double) 検索条件の最小値。
Max 実数(Double) 検索条件の最大値。
     
戻り値   ElementContainerArray。

Com.ExecCode

Pythonのコマンドを実行する。パラメータとしては、実行されるコードと、用いるデータ(2つまで)を与えることができる。ExecCodeは実行するだけである。

パラメータ タイプ 説明
Code 文字列(String)

実行したいコマンド。なお、下記のAを変数として用いることができる。Manyo Libの関数群を使用したい場合は、インスタンスとしてmmが割り当てられているので、

mm.XXXX(XXXXはコマンド)

と実行することができる。

A 各種 変数として用いたいデータを指定する。ただし、使用しない場合でも、何らかの値を入れておかないと動作しない。
     
戻り値   なし。

Com.ExecFunctionCode

Pythonのコマンドを実行する。パラメータとしては、実行されるコードと、用いるデータ(2つまで)を与えることができる。ExecFunctionCodeは実行されたコードの戻り値を取り出す事ができる。

パラメータ タイプ 説明
Code 文字列(String)

実行したいコマンド。なお、下記のA,Bを変数として用いることができる。Manyo Libの関数群を使用したい場合は、インスタンスとしてmmが割り当てられているので、

mm.XXXX(XXXXはコマンド)

と実行することができる。

A 各種 変数として用いたいデータを指定する。ただし、使用しない変数があっても、何らかの値を入れておかないと動作しない。
B 各種 変数として用いたいデータを指定する。ただし、使用しない変数があっても、何らかの値を入れておかないと動作しない。
     
戻り値   Codeの戻り値

Com.ExecCodeManyArgs

Com.ExecCodeと同じだが、使用出来る変数がA,B,C,D,E,Fの6つになったもの。

Com.ExecFunctionCodeManyArgs

ExecFunctionCodeと同じだが、使用できる変数がA,B,C,D,E,Fの6つになったもの。

Com.MakeECList

ElementContainerArrayのデータからElementContainerを取り出し、Pythonのリストに収める。

パラメータ タイプ 説明
DAT Element-Container-Array 対象となるデータ。
Min 整数(Int4) 取り出すElementContaierの順番の最小値
Max 整数(Int4) 取り出すElementContaierの順番の最大値
     
戻り値   Pythonのリスト