可視化・スライス用コマンド

(作成中)

M2Plotの画像を保存するコマンド

M2PlotはGUIで扱うことを前提としたソフトウェアである。しかし画像を作成して保存する、という過程をスクリプト化したいという需要も多い。よってそのやり方を示す。

必要となるクラスは CuiD2Chart である。

サンプルコード

# Make instance with ECA or ECM
import vis.CuiD2Chart as d2
plt = d2.CuiD2Chart( DAT )

# Set some parameter for plotting
mainTitle = "Test Data"
subTitle = "2018/06/06 updated"
xlabel = "X axis"
ylabel = "Y axis"
zrange = [0.0, 40.0]
fname = "TestPlot.png"

plt.SetTitles( mainTitle, subTitle )
plt.SetAxisLabel( xlabel, ylabel )
plt.SetLog( False )

# Make the plot inside and save it as png file
plt.MakePlot( zrange, fname )

サンプルコードによる出力されたプロット

fig01


vis.CuiD2Chartリファレンス

以下に vis.CuiD2Chart で使用できるコマンド(メソッド)を示す。

class CuiD2Chart(data[, zMin=0[, zMax=1[,Titles=["MainTitle","","X","Y"] )

M2Plotの2次元プロットをファイルに落とすことを目的として作成されたCUIである。 プロットできるデータはM2Plotと同様で、Powder処理されたデータ(ElementConainerMatrix)か、ElementContainerArrayである。

パラメータ
  • data (ElementContainerMatrix or ElementContainerArray) -- プロットしたいデータ

  • zMin (float) -- 表示強度範囲の最小値

  • zMax (float) -- 表示強度範囲の最大値

  • Titles (str) -- タイトル(詳細はSetTitles参照)

SetTitles(mainTitle[, subTitle=""])

プロッタ上のタイトルを指定する。

パラメータ
  • mainTitle (str) -- メインタイトル

  • subTitle (str) -- サブタイトル

戻り値

None

戻り値の型

None

SetAxisLabel(xLabel, yLabel)

プロッタ上のX軸とY軸のラベルを設定する。

パラメータ
  • xLabel (str) -- X軸のラベル

  • yLabel (str) -- Y軸のラベル

戻り値

None

戻り値の型

None

SetLog(flag)

プロットの強度方向のLogの設定を行う。

パラメータ

flag (bool) -- TrueならLog表示する。デフォルトはFalse。

戻り値

None

戻り値の型

None

SetSmooth(flag[, window=1.0])

プロットの強度のスムージングの設定を行う

パラメータ
  • flag (bool) -- Trueならスムージングする。

  • widnow (float) -- スムージング時のWindow幅を指定する。デフォルトは1.0。

戻り値

None

戻り値の型

None

MakePlot([zrange[, filepath]])

指定された条件とデータを用いてプロットを行う。強度方向の範囲を指定することも可能。また保存するファイルパスを指定すると保存も同時に行う(この場合は SaveFile不要)。

パラメータ
  • zrange (list) -- 強度の表示範囲を指定する。[z_min, z_max]。空のlist([])を与えると CuiD2Char のインスタンス作成時に指定した値が利用される。

  • filepath (str) -- 保存ファイルのパス

戻り値

None

戻り値の型

None

SaveFile(filepath)

MakePlotされた結果のプロットを保存する。

パラメータ

filepath (str) -- 保存ファイルのパス

戻り値

None

戻り値の型

None

ElementContainerArrayのスライスに関するコマンド(作成中)

ElementContainerArrayのスライスに関するコマンドについて述べる。

ElementContainerArray(以後、ECA)は、1検出器単位(1 pixel)のデータを収めたElementContainerが複数含まれているものである。

そこに含まれるデータとしては、

2次元のマトリックス情報

ElementContainerには、Y軸の情報

非弾性散乱における粉末・非晶質試料データ

ElementContainerMatrixのスライスに関するコマンド(作成中)

ElementContainerMatrixをスライスするコマンドについて述べる。