空蟬バージョン履歴¶
著者: | 稲村 泰弘 |
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最終更新日: | Nov. 2, 2018 |
目次
4.0(2018年度末にリリース予定)¶
主な特徴¶
- Python3をデフォルト環境とする(Python2も可能)
- GUIのライブラリとしてQtを採用
- 機能は0.3.7と同等
- 基本的なプロッタは「夕顔」を利用(空蟬に含まれない)。
空蟬プロッター | 対応 |
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MPlot | 夕顔に同梱 |
M2Plot | 夕顔のM2PlotPlusで置き換わる |
DetectMap | 夕顔のM2PlotPlusに統合 |
SliceViewer3D | 夕顔に同梱 |
- VisualContM, D4MatSlicerなどもPython3 + Qtに対応(スライス結果のプロットは夕顔を使用)
0.3.7¶
- 必要なManyoライブラリのバージョン
- 2018/08/24 更新以降:スライサー機能の向上, いくつかの定数定義
主な特徴¶
Data Reduction¶
1/dE補正を関数として分離
これまで1/dE補正は「これ以上ヒストグラムデータとして演算をしない」と考えられるM2PlotやVisualContMの内部で処理を行っていた。しかしユーザーから見て、どこでこの補正が行われているのかがわかりにくくなっていたのも事実である。そこでこの補正をきちんと関数として分離し、処理ステップとして行うことで(1/dE)補正処理過程が明確になるようにした。
DefaultInstparam廃止
C++コード内の極力リテラル廃止
非弾性散乱用¶
- 非弾性可視化(VisualContM, D4Matrix)の全機能をコマンドラインから実行可能に
- D4MatSlicer2の高度化:ファイル差分解析+データリダクション用外部スクリプト
その他¶
wxPythonを使用する最後のバージョンである。
0.3.6¶
- 必要なManyoライブラリのバージョン
- rev335 (20180126) 以上:フレーム解析のバグ修正済みバージョン
主な特徴¶
対応する装置の増加
- BL01(SIK), BL02(DNA), BL14(AMR), BL15(SAS)
フレーム解析のバウンダリ指定方法の拡張
- TOFに加え、波長、エネルギー、Eiで指定可能
CaseInfo(TrigNETによる場合分け)でカウンターとしてサイクリックな条件が可能に
連続したTime Slicingの高速化
MPlotのFitting機能の向上:自作の関数が使用可能に
C++コード部分のPython3対応
MASKVALUEの統一(Manyo/MLF/MlfPhisicalConstant::MLF_MASKVALUE)
バグ対応
0.3.5.1¶
- 必要なManyoライブラリのバージョン
- rev334以上:BL02対応のため
主な特徴¶
BL02, BL15対応
擬似オンラインモニター機能追加( UtsusemiEventDataMonitorNeunet )
TrigNETのデータを利用したフィルタリングが差分解析でも可能に
- UpdatedCases
- Case毎のKicker数取り出し可能
- 各種バグフィックス
D4Mat2Slicer(連続回転測定+擬似オンラインモニター)の実装
可視化機能高度化
M2Plotのテキスト読み込み機能向上:軸が非線形の場合に対応
D4Mat2Slicer(連続回転測定+擬似オンラインモニター)の実装
SliceViewer3Dの実用化
- D4MatSlicer, D4Mat2Slicerからの起動の実装
検出器効率補正(計算値)高速版の実装
各種細かいバグフィックス
その他¶
- ソースコードの整理
- DivMultiContDouble, FindParamFilePathなど似通ったメソッドの共通化
- C++コードのコメント表示(エラー表示)の変更
- 環境変数UTSUSEMI_LOG_QUIETで表示・非表示の制御可能
- 時刻情報の表示
- Logo更新
- 2017年度Windows版, Mac版対応
0.3.5.0¶
主な特徴¶
- GetNeunetHistのパラメータ(機能)追加
- SetRunNoでWiringInfoやDetectorInfoの指定が可能に
- SetDetRangeでバンク名での指定が可能に
- MaskInfoの実用化(mask.txt, mask.xmlの両方が使える)
- 時間依存バックグランドの補正が可能に
- 擬似オンラインモニターバグフィックス(キッカー値の不正な値)
- D4mat
- VirtualD4MatでのXtalParam.xmlの読み込み失敗の修正
- SliceViewerの追加
- 3次元可視化
- SequenceEditorにCurrent Directory 変更機能
- M2Plotの機能追加
- バックグランドやマスク値の色をWhite/Blackで変更可能に(rev1054以降)
- テキストでの書き出し時にXLabel, YLabelも保存し、読み込み時に再現可能に(rev1064以降)
その他¶
- ソースコードの整理
- UtsusemiXXXXInfoReaderの廃止、UtsusemiXXXXInfoEditorでの置き換え
- 新しい環境変数の公開
- UTSUSEMI_MULTH : Multi-Threadの値の変更可能に
- UTSUSEMI_LOG_QUIET : UtsusemiErrorなどで、ターミナルに流すかどうかの設定(一部のコードのみ対応)
0.3.4.1¶
- 必要なManyoライブラリのバージョン
- rev251以上
主な特徴¶
- SequenceEditorにカレントフォルダの指定機能追加
- MPlot機能追加
- データの定数倍表示
- 簡易フィッティング
- テキスト保存時のグリッド線表示
- グリッド線表示
- プロッタ上の目盛り表示設定
- M2Plot機能追加
- M2Plotのオーバープロット機能のラインの太さ変更可能
- Tickの色の変更可能
- M2PlotのSPEファイル読み込み機能を追加
- SPEファイル関連の小さなバグ修正
- 描画データのアップデート時に画像が正しく表示されないバグを修正
- 自由な方向でのスライス
- プロッタ上の目盛り表示設定
- テキストでの書き出し時にXLabel, YLabelも保存し、読み込み時に再現可能に(rev1064以降)
- Cmm.LoadDataFromSPEを追加
- Cmm.DoMaskで新しいマスクファイル(mask.xml)の使用が可能に(フォーマットなどは、マニュアルの空蟬で使用するマスク処理についてを参照のこと)
- D4MatSlicerのバグ修正+機能拡張
- VisualContMで複数のRunNo解析時にRunNo表示がおかしい問題修正
- D4Mat
- スライス問題の修正
- VirtualD4Matパネル追加でのXtalParam.xmlの読み込み失敗の修正
その他¶
- Mac版でM2Plotが起動しないバグ修正
0.3.4.0¶
- 必要なManyoライブラリのバージョン
- rev251以上
主な特徴¶
- Windows版とMacOS版バイナリとソースコード共通化
- 検出器効率(波長依存)補正機能追加
- 2次元検出器用ヒストグラム化の実装
- WLSF, MWPC, RPMT
その他¶
- MiniXmlReaderの使用を廃止し、BoostXmlParserのみにする
- DetectorInfoEditorクラスの追加
- L1の変更が可能に
trunk, tags, branchesの意味¶
ディレクトリ | 意味 |
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trunk | 開発最新版。次期リリース候補としての役割。コンパイルが通ることを確認した後チェックインされる。 しかしその結果の検証は十分ではないことが多い。branchの開発で目処がついたものがマージされる。 |
tag | あるリビジョンのtrunkをコピーして作成し、リリース番号を付与する。 空蟬では、manyoとpython-utusemiは同時にリリース番号を付ける。 基本的に一度作成されたリリースは変更されないが、最新のリリースのバグフィックスのみ対応する。 |
branches | 新しい機能の開発開始〜途中〜デバッグ中のものを収納。開発ごとにディレクトリで管理する。 コンパイル成功の保証なし。trunkへのマージ後、特に問題がなければ消す方向。 |